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食と栄養の専門家 岸村康代さんインタビュー

更新日:2020年4月22日

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食と栄養の相談室

今月から『食と栄養の相談室』をスタートします。みなさんの疑問・質問に答えてくださる岸村さんに、今のお仕事をめざしたきっかけや「食のチカラ」についてお聞きしました。


岸村 康代さんプロフィール

岸村 康代(きしむら やすよ)

◆フードプランナー/管理栄養士 一般社団法人大人のダイエット研究所 代表理事、アスリートフードマイスター ◆大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、商品開発、病院での指導などを経て独立。日本野菜ソムリエ協会ビューティーフードプログラムの監修を務める。 目的に合わせて効率よく栄養をとる“パワーフードスタイル”を提唱。これまで2000人以上の男女にダイエット指導を行い、合計10t以上の脂肪を削減した経験や野菜ソムリエ上級プロのキャリアを活かし、商品開発、講演、執筆、「林修の今でしょ!講座」「あさイチ」をはじめとするメディア出演など多方面で活動中。 ◆著書「落とした脂肪は合計10トン!伝説のダイエット・アドバイザーが教える最強のやせ方」




始まりは「リンゴダイエット」


実は、13歳のとき、当時流行っていた「リンゴダイエット」(3日間リンゴしか食べない)で3kgやせたのですが、あまりの飢餓感から、たった1日で3kgリバウンド。その後もさまざまなダイエットで痩せてはリバウンドを繰り返し、24歳の時には過労と無理なダイエットが重なって救急搬送までしてしまった過去があります。


それでようやく自分が間違ったやせ方をしようとしていたことに気がつき、管理栄養士や野菜ソムリエの資格もとりながら、自分のからだでさまざまなダイエットを試し、バランスよくきちんと食べることが、正しくやせる一番の近道だと言うこと結論に至ったのです。



個人の状況に合わせた栄養指導

食品の開発の仕事をしていたとき、無理なダイエットと過労で倒れたので、一度は食から離れてみたのです。ところが食の仕事から離れると、心にぽっかり穴が空いたようになって、やっぱり食に関わる仕事をしたいなと。その後、再度食の道に戻り、内科・心療内科の病院で栄養指導をしたのですが、私自身がもともと食いしん坊なので、患者さんに「あれを食べちゃダメ」「これもダメ」と言うのが心苦しくて・・・。


深刻な病気になる前に、もっと食でアプローチできることがあるのではないか?と日々患者様を前にするたびに感じていました。2008年に特定保健指導が始まるときに「これなら赤信号になる前の黄色信号でアプローチできる!」と思い、10年以上前にメタボ予防の仕事をスタートさせていただきました。


現場で実際によくあるのが「がんばっているのに結果が出ない」というケースです。詳しくお聞きすると、正しい原因がわかってなくて、正しいがんばり方ができてない。でも、「本当の原因」を探り、何に気をつけるべきか?がわかると、とても結果が出やすいのです。

私自身が13歳のころから長い間、食に悩みながら食によって救われた経験が、ここで役に立てたかなと思います。



”健康的な食生活”を送るコツは?

毎日の食事を振り返ると、”おいしい食事”と”からだによい食事”は両立が難しいと感じることはありませんか。でも、ちょっとしたコツや考え方を身につけることで ”健康的な食生活” を送ることができるようになります。


「パワーフードスタイル」で効率よく栄養を摂る!

「食は、からだを作るものであり、楽しみでもある」

極端な方法は一時的には良いように見えても長い目でみると必ずからだを蝕むことを多くの現場で見てきました。おいしい食事を楽しみながらも健康になるために、「楽しむための食事」と「からだのための食事」。この2本柱で考えることをおすすめしています。


食の楽しみも味わいながら、栄養価の高いパワーフード(野菜や豆乳など)を上手に活用して不足している栄養素を効率よく摂っていくと、体調が整い、からだが欲するものがわかるようになっていきます。



まずは自分の食生活を見つめ、過不足を知ることから始めましょう。実際に、食べたものを書き出してみると、「揚げものが多い」とか「野菜を食べずに炭水化物ばかり食べてるな」とか、現状が見えてきます。そのうえで、過不足をリセットするように心がけます。





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